欧州オーストリアの山小屋

この夏、久々にヨーロッパアルプスに登ってきました。ヨーロッパアルプスはフランス、スイス、イタリア、オーストリア、スロベニアにかけて連なる大山脈です。
オーストリアにガイドの友人がいるので今回約10年ぶりに訪れました。

Arthur-von Schmid Haus
Arthur-von Schmid Haus
Dösner See
Dösner See

日本の山小屋のイメージとはかなり違います。
・部屋: コロナ後の日本の小屋はだいぶましになりましたが、こちらでは大部屋でもそこまでぎゅうぎゅう詰めにはされません。ベッドの相部屋や個室も充実しています。

Arthur-von Schmid Haus
Arthur-von Schmid Haus


・食事: 日本の山小屋はメニューも時間も決められますが、こちらでは自分たちで選びます。ちょっとしたレストランのようです。

Hannoverhaus
レンズマメのスープ
山小屋のシチュー
山小屋のシチュー

一方で朝食はどこもほぼ同じです。
パン、ハム、チーズ、ヨーグルト、シリアル、(たまに野菜)のバイキング形式なので、飽きてきます。

giessener-huetteの朝食
giessener-huetteの朝食



単純な比較はできませんが、日本の小屋が、歩荷でしか運べないようなアクセス困難な立地であることが多いのに対し、オーストリアの山小屋は交通の便の良い場所にあるからかもしれません。

Hannoverhaus
Hannoverhaus
Hannoverhaus
Hannoverhausからの雲海

歩いてしか行けない秘湯の宿

秘湯山口館は、山小屋に泊まるのが初めての方にいいかもしれません。
・歩いて3時間程度でたどりつく
・道はだいたい平坦でアップダウンが一部のみ(ラスボスあり)
・だいたい個室で大部屋にならない
・なんたって、質の良い源泉かけ流し温泉(露天)

山小屋と考えると、かなりハードルの低い小屋です。
ふつうは、お風呂なんて入れないし、相部屋大部屋の雑魚寝(男女一緒の場合も)なので。

何も知らないで、普通の山小屋に泊まるとショックを受けるかもしれません。
なので、日本の山小屋によく泊まっている人からすると、山口館は
「なんて快適なんだ!」と思ってしまいます。

山口館食堂
山口館食堂
山口館食事(2人分)
山口館食事(2人分)
ランプの宿 山口館
ランプの宿 山口館

八ヶ岳のホテイラン

美濃戸山荘から行者小屋へ向かう南沢ルートを歩くと、途中でホテイランの群生地があります。ホテイランはとても小さなランですが、群生地には保護のための案内があるので場所はすぐにみつかります。
今回は、赤岳展望荘に宿泊し、夕焼けを堪能した後翌日は横岳方面を縦走し、ツクモグサを見に行きました。

ホテイラン
ホテイラン
赤岳展望荘
赤岳展望荘
立山方面の夕焼け
立山方面の夕焼け