激混み黄葉の前掛山

例年だったらカラマツの黄葉は終わっているであろうこの時期、急遽当初の行き先を変更して、浅間山の冠雪を期待して行ってきました。

前泊して朝早く駐車場に車を止めようとしたら、朝6時半ですでに満車。数百M下の方にある高峰マウンテンホテルの駐車場まで行ったのですが、P1もすでにほぼ満車。なんという混雑ぶり。びっくりしました。
なんとか駐車して、トーミの頭まで行きました。浅間山は冠雪はほとんどしていなかったものの、付近は霧氷がついて、黄葉したカラマツがまだたくさん残っていて、きれいな風景を眺めることができました。

霧氷
霧氷
槍ヶ鞘から
うっすら白くなった浅間山
トーミの頭近く
カラマツの黄葉

蓮華温泉・白馬岳3日目

天気が良ければ杓子岳・白馬鑓の稜線、鑓温泉を経由して下山予定でしたが、
暴風のため最短の大雪渓から下山することにしました。
朝7時にはテント場には誰もいなくなりました。多くの人は稜線を歩く予定のようです。

高度を下げるごとに風は弱くなります。天気も下界はよいようです。

1つ、問題が!
大雪渓はもともと通る予定ではなかったので、アイゼンを持ってきていません。
幸いつるつるに凍っているわけではなかったのですが、それなりに滑ります。
滑った場合に備えて、ザックはすぐにバックルを外せるようにして、ストックは金属の先端を出してピッケル代わりに使えるようにして、そろりそろり歩きました。

でも慣れると結構スタスタ歩いてしまっていたかもしれません!(よくない)
最後の10Mくらいがもっとも急斜面でしたが、なんとか通過。
滑ったら、下まで落ちてしまうのでこれはかなり問題でした。これも「遭難」といえるレベルかと思います。反省。

猿倉に到着後はほっと一息。
白馬駅へ行く途中で温泉に入り、昼食食べ、東京へ。ほっとする瞬間です。

白馬大雪渓
白馬大雪渓
雪渓の崩落
雪渓の崩落
雪渓の割れ目
雪渓の割れ目
白馬駅近くの絵夢にて
白馬駅近くの絵夢にて

丹沢の桜霧氷

樹氷は、核となる木がすっぽり霜や雪に覆われたものなので、見た目からスノーモンスターなどと呼ばれますが、霧氷は、枝の形そのままに霜がつくので、繊細な美しさがあります。
冬になるといろんなところで霧氷は見られますが、降雪して地面も白いと、「白に白」のコントラストなので、映えません。
なのでおすすめは、「雪が地面に積もる前」の霧氷です。

「桜霧氷」と呼んでいますが、遠くから見るとまさに桜の花が咲いているように見える、美しい光景です。天気の良い青空バックの霧氷はこのうえない美しさです。そしてこれは丹沢でも見られます。
難点は、寿命が短いこと。特に、天気のいい日は午前中に溶けてしまいます。
なので、前日が湿気の多い大気で、夜に冷え込んで、ある程度風があって、翌日晴れるという条件が重ならないと、思うような光景に出会えません。
そして標高が必要。だいたい1,400Mくらい以上か。
塔ノ岳、丹沢山、檜洞丸までいけば高さとしては十分。塔ノ岳もなんとか。
十分に寒いなど条件が良ければもう少し標高の低い畦ヶ丸、鍋割山でもみられるようです。

自分の中では、非常に難易度の高い現象です。今回、狙って見に行ったら、なんと見られました。午前中にはぽたぽた溶けてきてましたが、それでも見られてよかった。

檜洞丸の霧氷
檜洞丸の霧氷
霧氷と富士
霧氷と富士